神の毛
かなり禿げた。
まさかここまで行くとはさすがに予見できなかった。
いや、確かに20代前半、今とは異なる「髪の毛うっとおしい」時代から既に行き付けの床屋に指摘はされていた。
「パーマやカラーをしたいんですけど」@私
「大田君、悪いことは言わない。
君は禿げるからやめなさい」@床屋
さらに遡れば、将来禿げる可能性があることに気が付いていない私は、成人式に一度だけオールバックにしたい一心で成人式前日にパーマをかけた。
その結果、オールバックにならずにパンチパーマとなった。
こうして、両親に感謝を伝える最高の日に母親に泣かれながら
「お願いだからその頭だけはやめて」@母
と懇願されるという最低かつ最後の未成年を迎えたのである。
床屋さん、あなたは正しかった。