大田、鍋を育て始める

2025年9月12日

「もう よかろう」

「こんだけ 毎日のように 湯豆腐を食べるのならば」

「もう 買っても よかろう」

 

 

許可がでました。カミサマから。自腹で買うことを条件として。そして、サイズはカミサマが決めるという世の中の不条理。

 

「いい、鍋は”大は小を兼ねる”のよ。それが鍋よ。大きいの買いんさい。いいから、私の言うことをききんさい。まちがいないき。」@カミサマ

 

 

土楽 黒鍋

 

あぁ、私もようやくこのレベルまで来たか。

 

これまで日本の鍋料理を、ルクルーゼやバーミキュラで作って食してきたあの頃。

味がどうのこうのということではなく、とにかく、味気ない気がしていたのです。

 

特に問題になったのが、その高さ。

 

食卓に、ルクルーゼやバーミキュラをコンロにおいて、鍋をつつく・・・つつけん。

 

何回豆腐が箸から千切れては落ち、何回〆のうどんやちゃんぽんが箸から滑り落ちては落ち、その都度みんなが「やけどする」と鍋の周りから散るように避難していたあの春。

 

鍋が深すぎて、食べたいものを探すために、みんなで箸やお玉で隠れた具材をほじくり返しては
「汁が濁るからやめなさい」と私が注意して「でた、鍋奉行!」と非難されていたあの夏。

 

バーミキュラで鍋を作ると、あの鍋最大の強みである無水調理機能により、野菜から大量の水分がでて、鍋のだし汁が大幅に薄まってしまい、「薄い。あなたの髪の毛と同じね」と皮肉という肉までも鍋に入れられていたあの秋。

 

しかし、この冬は違う。

 

今年の冬は、伊賀 土楽 黒鍋 の 「丸なべ」がある。

 

その低さは、高さからの開放、もう逃げることはない。

その丸さは、具材探求からの開放、もう汁が濁ることはない。

その土は、味の薄さからの開放、もう皮肉を入れられることはない。

 

 

あぁ、楽しみ あぁ、楽しみ あぁ、楽しみ。

 

 

で、到着。

 

 

さあ、さっそく、湯豆腐だ!

 

 

おかゆを炊いて目止めをして下さい。そして、48時間放置プレイしてください@土楽

 

 

そうか、、、この作業を忘れていた。

 

 

よーし、おじさん、がんばっちゃうぞ!今から、、、夜9時から・・・

 

 

一時間、ひたすら、おかゆを作る。

 

できた。

 

 

これを2日放置すれば、湯豆腐が作れる。

こんどこそ、海原雄山先生の湯豆腐を作る。

そして、最終的にはコークスで1000度以上の猛烈な火力ですっぽんを炊いて、最後は水だけですっぽん雑炊を造れる状態に鍋を育て上げて、食べて、死ぬ。

 

 

 

そんな夢を見ながら、今日から育てて行きたいと思います。