たまには質屋の暖簾から見た風景を

質屋を長いことやっておりますと、時に「あぁ、良かったなぁ」と思う時があります。
それは、お客様が質入れされていたお品物をお持ち帰りになる時です。
特に、1年ぐらいお預かりしていたお客様の場合は「良かったなぁ」という気持ちが強くなります。
最近も、女性モノのリングを質預かり1年ほど質入れされていた男性のお客様が
そのリングをお持ち帰りになりました。
あくまでも推測なのですが、おそらくその指輪は奥様のモノ。
何かしらの事情があってお金が必要になったのです。
それからというものこのお客様は本当に律義に一度も遅れることなくキチンとされていました。
そして、お持ち帰りになる時・・・
「中身をご確認ください」@私
『あぁ~もうどんなデザインだったか忘れたなぁ』@お客様
と仰いながらも、確認するその表情はとても嬉しそうでした。
何と言いますか、一つの達成感に満ちた表情に見えました。
そして
『あと2つありますが、がんばります』@お客様
きっと、今日、奥様にこのリングを渡しながら
二人は笑顔なのではないでしょうか?
こういうお客様が当店には沢山いらっしゃいます。
これは質屋にとってとてもありがたいことです。
そして、このように頑張っている方をみると
私自身が勉強になることが多いです。
詳しくは書けませんが、このようなお客様には
やっぱり人情をかけたくなるわけで・・・
今時、こういう綺麗事は歓迎されない向きがありますが
やっぱり最後は人なんだなぁと思うこのごろです。

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